かつて芸能人にとって「干される」とは「死刑宣告」に等しかった。だが、昨今の業界事情がそうさせるのか、復活を遂げるタレントもチラホラ。例えば、「友達より大事な人」を見つけたがゆえに、仕事が激減していた剛力彩芽(28)も、そのひとりだろう。
今年2月、映画「新 デコトラのシュウ 鷲」(フレッシュハーツ)でヒロイン役を演じ、5月には出演した映画「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」(イオンエンターテイメント)の公開を控えている。3月は地上波とCSでドラマにも出演。今年は剛力にとって女優業10周年にあたり、飛躍の年になっている。
復活した女優といえば、のん(27)もそうだ。
昨年は映画「私をくいとめて」(日活)で主演を張るなど女優として躍動している。また、この間に女優以外に「創作あーちすと」の肩書を名乗り、アーティスト活動を展開。自身2作目の監督作品で、主演も務める長編映画「Ribbon」が年内公開が決定した。3月には映画と同タイトルのイベントが開催され、最新アート作品を発表している。だが、この手のイベントでは、毎回のように騒動が勃発していた。スポーツ紙芸能担当記者によれば、
「民放キー局は『のんはNG』として取材に来ないことが多いのです。6年前の事務所独立時のイザコザが、いまだ尾を引いているんですよ。今の情報番組は単なるイベント報告は放送されず、レポーター役の芸人と絡ませたり、インタビューをする個別取材が必須になっています。のんが所属した前事務所は役者が多く、レポーター役をやることはないにしても、スタジオのコメンテーターに前事務所のタレントがいたら、テレビ局は目も当てられない。圧力なのか、忖度なのかはわかりませんが、のんが前事務所とケンカ別れしたままというのがネックになっているのです」
この6年間、テレビドラマでのんを見ないのは、業界との軋轢があった。その点、剛力は円満退社。前事務所との間にトラブルは抱えていない。
復活くらべは剛力に軍配を上げたくなるが、のんには華麗なる秘策が…。3月30日発売の週刊アサヒ芸能4月8日号で、2人の女優を復活劇を詳報している。