みなさん、こんにちは。鉄道の情報をお伝えする「レールクイーン」の小林未来です。寒くて外に出たくなくなるシーズンがやってきました。でも、この時期こそ鉄道旅にぴったりのシーズン。にぎやかな観光客が少なく、落ち着いて鉄道旅を楽しめるからです。
この冬、私がイチオシするのは「天竜浜名湖線」。静岡県の掛川駅と新所原駅を結ぶ私鉄路線です。東海道線とは違い、静岡県の内陸部を走ります。
乗り鉄した際、ぜひ訪れていただきたいのが天竜二俣駅にある転車台と鉄道歴史館。毎日、見学ツアーが行われています。
転車台は車両の向きを変えるために使う回転式の台で、蒸気機関車が全盛期の頃はあちこちにありました。ですが、今はすっかり数を減らし、めったに目にすることができません。天竜浜名湖鉄道では今も現役。見学ツアーでは回転するシーンを見ることができます。
鉄道歴史館は天浜線の関する貴重な品を展示した資料館。中には戦時中に使用されていたものがあり、天竜浜名湖鉄道の歴史の深さをうかがい知ることができるんです。
お腹が空いたら、駅舎の中にあるレストランへ。天浜線は使わなくなった駅員室を民間に貸し出し、レストランや喫茶店がオープンしているんです。駅舎の中、それも元駅員室でご飯をいただけるなんて夢のよう。私は西気賀駅にあるフランス料理のレストラン「グリル八雲」でエビフライやグラタン、サラダなどがセットになったシーフードセットをいただきました。ホームに入ってくる車両を見ながら食べることができますよ。
他にも新所原駅には本格的なうなぎの専門店があり、浜名湖産のうなぎ弁当がいただけます。
乗ってよし、見てよし、食べてよし!天浜線は何度も訪れたくなる魅力がいっぱいでした。現在発売中の「アサ芸シークレットVol.49」では他にも冬の鉄道旅にぴったりの路線を紹介しています。ぜひ見てくださいね。