「青春のあやまち」から「熟れた大人の情事」まで、情交シーンは千差万別。当然、演じる女優の世代は幅広い。そこで、本誌記録委員が手始めに選定したのが、日本映画界において、最年少で淫らな場面にチャレンジした女優だった。
最年少記録候補として真っ先に挙がったのが、関根恵子(66)=現・高橋惠子=。中学2年生でスカウトされ、卒業と同時に大映に所属した関根は、映画「高校生ブルース」(70年、大映)でデビューする。初主演にして、いきなりフル脱ぎを見せたのだ。この時、関根はなんと15歳。衝撃度は公開直後に鑑賞した映画評論家・秋本鉄次氏の選評からもうかがえる。「当時、私は18歳」と振り返る秋本氏によれば、自分より年下の女優がスクリーンで惜しげもなく生まれたままの姿になるなんて…と驚いたものだという。
「体育館の倉庫で初体験をして、妊娠してしまう役どころでしたが、関根恵子は脱いでも清純っぽさを失わない。瑞々しいボディとあどけない表情とのギャップに目を奪われました」(秋本氏)
関根の15歳という記録を超える女優はいるのか。さらに選定を続けると、浮上したのが浅野温子(60)だった。「高校大パニック」(78年、日活)で正真正銘の高校生での脱ぎ姿を披露するなど、若き日から脱ぎまくった。が、その前年に「聖母観音大菩薩」(77年、ATG)が、本格ベッドシーンの初挑戦であった。
「暴漢に襲われて死ぬことを決意した浅野が同級生に『抱いて、忘れさせて』と懇願し、首を絞められながら犯されるのです。小ぶりながら形のいいバストは見ものですが、中学生役ということもあり、公式プロフィールに、この作品はありません」(映画関係者)
それゆえ、浅野本人は多くを語っていない。撮影時の15~16歳と推定されるが、不明瞭ゆえに最年少記録更新とはならなかった。ところが、思わぬダークホースの存在が…。
4月20日発売の「アサヒ芸能」4月29日号では、情交シーンの様々な「新記録」を大特集。最年少だけでなく最年長、最多主演など多角度から「びっくり記録」を選定している。