5月25日、興行通信社から土日2日間(5月22日~23日)の国内映画ランキングが発表された。
注目を集めたのは、「広瀬姉妹」の直接対決。妹・すずが出演する「いのちの停車場」(東映)と姉・アリスが出演する「地獄の花園」(ワーナー・ブラザース映画)が両作品とも5月21日に封切られたのだ。
「映画の公開日には、アリスがツイッターで、『地獄の花園』のオフショットや広い部屋で1人で食事をしている写真を投稿すると、すずが自身のツイッターで〈やんひとりでごはん 友達いないの?〉と反応。続けて、〈(中略)テイストでいうと 多分真逆になっちゃうんだけど 素敵な映画がね、公開なんだ 両方みてもらおうよ〉などと呼びかけました。その後、アリスが再びツイッターで、『いのちの停車場』でにっこり穏やかな笑みを浮かべる訪問看護師役のすずと、『地獄の花園』でヤンキー姿でガンをつけるアリスのポスター画像を並べて投稿。すぐさますずが、〈いや、ほんとに姉妹かよ!〉とツッコみ場外戦は大盛り上がりでしたね」(芸能記者)
ますます直接対決の行方が気になる中、1位に輝いたのは、土日2日間で動員13万5000人を集めた「いのちの停車場」。
惜しくも「地獄の花園」は、動員8万7000人で3位となり、軍配はすずに上がった。勝負の明暗をわけた理由は何だったのか。
「緊急事態宣言で東京と大阪の映画館が休業要請で上映できないのが響いたのではないでしょうか。『いのちの停車場』の主演を務める吉永小百合のファンは高齢者層が中心で、地方での人気も強く、すずとの相乗効果で伸びた一方、『地獄の花園』の主演は永野芽郁。若者人気が高いぶん、アリスや菜々緒らと共演者が豪華でも、東京や大阪の若い世代が映画館になかなか足を運べておらず、今一歩、すずの背中に届かなかったことにあると思います」(前出・芸能記者)
せっかくの姉妹対決にもかかわらず、コロナに水を差された結果になってしまったようだ。ただ、映画の公開は始まったばかり。アリスの巻き返しに期待したい。