テリー アハハ、そんな理由だったんだ。それで電話で話して、どうなるんですか。
赤井 起きたら東スポと電話番号があって、「どういうことかな。昨日も酔うとったしな。あ、ひょっとしたら誰か一緒に来とったな」というふうなところを思い出し、電話をして。そこから「また会おうか」という話になりました。
テリー それで、お付き合いが始まるんですか。
佳子 全然「結婚しよう」とか何にも言われてないのに、私が赤井の実家に押しかけて住んだんです。
テリー えっ、どういうこと? 押しかけ女房なの?
佳子 自分ではそう思ってなかったんですけど、赤井はいないのに、お父さんとお母さんが住んでる大阪の実家に私だけ行ったんです。
赤井 その時、私はずっと東京で仕事をしてましたから。
テリー えっ、赤井さんがいない実家に勝手に行って住んじゃったんだ。
佳子 今考えると、ちょっと頭がおかしいなと思うんですけど、みんな喜んでくれると思ったんですね。でも、喜ぶわけないですよ。お父さんとお母さんからいただいた手紙にも「早く出てってくれ」って書いてありましたし、その時の赤井の事務所の社長さんからも「今ものすごく売れてきてるのに、なんであなた、実家にいるの」「ホテルに行くとか、どこかで一人暮らしして、出て行きなさい」って言われましたし。
テリー やってることはストーカーと変わらないもんね。
佳子 そうなんですよ。ヒドいヤツですよね。
テリー 普通は厄介な女だなって思いますけど、赤井さんはイヤじゃなかったの?
赤井 いや、まぁ。
テリー すごいよね。でも、それだけ赤井さんが魅力的な人だったんだね、今も含めて。見る目がありましたね。
佳子 今となってみれば、人間としてはいろいろ問題がありますけど、動物としては最高ですね。
テリー 人としては何が問題なの?
佳子 まず約束が守れないですよね。友人同士の約束は守れますけど。
テリー あ、そう。でもいいよね、いろんな才能がある人だから。それで、どれぐらいで結婚したんですか。
佳子 それで、その実家にいるうちに赤ちゃんができて。そしたら赤井のお父さんが「英和、お前どうするねん。結婚するんか」って電話してくれて、結局「しようかなぁ」っていう返事で。赤井のお父さんが婚姻届もほとんど書いて、出してくれました。
テリー へぇ、すごいなぁ。それにしても全然ピアノの先生とは思えないよね。だってピアノの先生って、もうちょっと上品というか。
佳子 いやぁ、そのぐらいやっぱり好きだったんだと思います。
テリー でも、いくら好きだからって、本人がいない実家に押しかけて行くってさぁ。
佳子 だから私は「大阪へ行く」って言った時点で、自分の両親からは絶縁されて。ボクシングでケガしてる、離婚してる、芸能人だ、これから役者としてどうなるかもわからない、まるで賛成するところがない、好きにしろって。
テリー おもしろいなぁ。赤井さんは奥様のこのハチャメチャぶりが好きだっていうことですね。
赤井 佳子ちゃんの何が好きかって言われたら、顔が好きなんです。
テリー おおっ!
赤井 アハハハハハ。
テリー 素晴らしいですね。これは奥様のツイッターもウケるわけだよ。