ルパンは、スロット以上のにぎやかさで翻弄されるほど、毎回転、派手にロゴ役モノが出たり、ガセのあおりの連続にグッタリしてしまいます。
上からのルパン三世のロゴ落下が通常時にいかに突然発生して、先読みの「大泥棒ZONE」や「不二子ZONE」「SEVEN ZONE」に突入するかで台の元気がわかります。
擬似連はアントニオ猪木という名のパチンコ機やシティーハンター、戦国乙女など、平和の連続予告は、やはり3連以上で初めてアツく、そこにトラ柄の次回予告やカットインが出現したり、仕事人と同じで、次元と五右衛門とルパンの3人がそろって本番です。
また、演出のあちこちで、いかに不二子が出現するかは、とっても大事なポイントになります。
潜伏確変か通常か、雷雲モードが明暗を分けます。盤面右下にある6つのランプが2R~15Rの7パターン(盤面に記されている)と同じ形で点灯すれば潜伏確変ですから、モードを抜けても即ヤメは禁物。ただ、真雷雲モードで赤い画面でも潜伏確定ではありませんから、振り回されないように気をつけてください。
京楽のハンドルが光るP─フラッシュのように、新しいルパンの台枠のハンドルが光ると激アツですよ。ただし誰も座っていない台は、デモ画面でハンドルも光るので勘違いしないでくださいね。
いざ確変のGOLDENTIMEに! これは、星矢の黄金タイムとごっちゃにしないように、ルパンの確変中の爆連モードです。一撃や潜伏引き戻しも含めて20~30連を、V3より多めにやっちゃうのがルパンです。
会社帰りに粘らず、座ってすぐ保留が変わったり、タイトルロゴ落下やIIIロゴの赤出現で、お座り一発を決めてください。あと、連チャン即ヤメ台も、まるで潜伏してたかのように100回転以内の当たりもあるので、ためらわずに座ってみてください。
壊れたようにテラサーチライトやロゴや、3つのサーチライトがガンガン出現するくらいでちょうどいいのです。いかに確変中に継続で逃げ切れるか。なかなか銭形のとっつぁんは手ごわいのです。また、ストーリー連続×3で約30%ですが、ルパンのタイトルと高速で出目が連続停止するロングラッシュ予告は、あっさりテンパイすると約10%そこそこですが、ちょっと長めで約30%、めちゃくちゃロングで50%と激アツです。キャラ系のリーチは助っ人が2人で激アツですよ。
ちょっと余談ですが、メーカー間の火花の散らし合いは、ボクたちパチンコファンには、つけいるチャンスです。例えば京楽とSammyがタッグを組んで、どちらのメーカーもAKB48や北斗と大ヒット台が登場して市場を活気づかせると、京楽のAKB48や仕事人潰しのため、MAXタイプでひと暴れした牙狼FINAL(サンセイR&D)のライトミドルが登場したり、その牙狼潰しに京楽のV3が爆発したり、北斗の拳百裂(Sammy)の第2弾が牙狼タイプだったりと、刺激し合っています。
甘い台が登場して人気を取ろうとするのは、客の立場にとっては、ありがたいメーカーバトルなのです。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレイク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6000万円突破。20万人以上の会員を擁する携帯サイト「谷村パチンコランド」公開中。
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。