“年末の超目玉”と大量導入したホールが、あまりの客付きのひどさに悲鳴を上げている「CR花の慶次SP~琉」。その、さんたんたる客離れがホールの皮算用を狂わせています。“高いうちに売っちゃえ”とばかりに、慶次と鉄拳と聖闘士星矢が、早々に中古市場に放出されているのです。
こんなことなら、大人気の「CRルパン三世~消されたルパン」をもっと多く買っとけばよかったと、ホールの仕入れ担当者の目利きを問われ、責任を取らされたホールが多い、大波乱の新台年末戦線です。
平和にはルパンの追加注文が殺到して、ついに増産が決定しました。年末年始の工場は、他の新台の製造を止めて、ルパンの増産工程に突入しています。これは07年に初代の慶次がデビューした時にそっくりの現象で、くしくも6代目慶次がルパンの増産の引き金になったというのも皮肉なものです。
新台入れ替えの担当者がメーカー営業マンの口車に乗って、日頃の接待で現物の台を打ち込みもせず、宣伝材料のプロモーションDVDを見ただけだったり、ショールームの大当たり確率の甘くなった新台を打ってパチンコ情報誌にちょうちん記事を書いたパチンコライターたちは、今、背筋も凍る思いでしょう。穴があったら当分入ったままでいたい赤っ恥をかいてしまった、目玉の新台の大コケオンパレードです。
そんなホールで救世主になっているのは、ルパンと「沖海3シリーズ」だけと言っていいでしょう。
そのため「仮面ライダーV3」のファンも、「牙狼FINAL」や「北斗の拳覇者」のファンも、ルパンに浮気をして、寂しいホールが目立ちます。
そんなルパンの攻略ポイントと秘密をこっそり教えましょう。
バトルとラッシュ(ミッション演出)の確変でルパンが敗北し、GOLDENTIME(確変)終了のリベンジチャンスが終わると通常状態だと思って、あっさりヤメてしまう若者も多いのですが、1日50~80回爆発するルパンは、実は潜伏確変状態に入る可能性が表向きのパーセンテージよりも高いのです。
バトル中に、サード役モノ(IIIの下から出るヤツ)が割れて中のリボルバーLEDが見えたら、バトル中の敗北はありません。勝利か継続が約束されますので、サード役モノがよく割れて中のLEDが見える台が爆発台の特徴です。
50~80回出る台で、333回転以上ハマるのは珍しく、222回転、111回転までに当てて10連前後を繰り返すので、ハマリ台よりも“出る台はトコトン出る!”というボクのオカルト大作戦が、いちばん通用するのがルパンです。ですから、会社帰りにこのような好調台を見つけたら、60~80回を目指して爆発させてください。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。