2020年東京オリンピックの開催が決まって、カジノ法案も急にリアリティが増し、来年の春以降、本格的な議題として取り上げられ、すでにカジノ用のスロットの開発を早々にやっていたメーカーの株価アップも予想されます。
それ以上に、東京の不動産、地価のアップも予想され、地方のパチンコチェーンの首都圏進出が急に加速し始めました。
地方で稼働(客付き)がイマイチな中小ホールや、過疎化の進む1円ぱちんこコーナーしかお客さんのいないホールは、次々に店を閉じ、東京に進出するところもかなりあります。
皆さんの近くの有名ホールが東京にどんどん進出しているのが2013~2014年の新店オープンの特色です。
トヨタ王国の名古屋も景気回復の勢いに乗って、1500台以上の巨大ホールが続々とオープンしています。300台前後の小さなホールが、4~5軒消えると、2000台クラスのホールがオープン。まさに巨大ホールムーブメントが起きています。
固定資産税のアップで土地を手離す地主さんが増えたのも1つの要因です。ホールも来年の消費税アップを見越して、交換率の変更や景品のラインナップの変更、貸し玉料金の変更も頭の痛い問題です。
巨大ホール化と首都圏進出がこれからのホールトレンドになりそうです。
また、最近は1円ぱちんこでも1万~2万勝ちが身近となった“ギャンブル性の強いマシン”が続々登場しています。
まさにスロットの4号機吉宗や北斗の時代がパチンコの仮面ライダーV3や北斗やルパンで再来しそうな人気です。
11月はV3の賞味期限が月半ばのルパン登場で切れてしまったかのように、大量の出玉がルパンや聖闘士星矢に流れてしまったようです。
ルパンは出玉にバラつきがありますが、電チュー当たりの出玉ありの70%が2000発近くあり、早くも全国出玉ランキングで10万発以上、それこそ11万~12万発がこの2週間でランクインして、V3を蹴散らしてしまいました。
ルパンは15年前、5回リミッター時代にいちばん勝ちやすいと噂された甘い名機です。初代ルパンの全回転がセル画とルパンの小さなフィギュアとともに13年のルパン三世~消されたルパン~のプレミアとして見ることができます。
05年以降、エヴァンゲリオンの影響で長いストーリーリーチの発展を飽きさせてはいけないと、このルパンでも次々に派手な役モノが出現するのですが、初めて打つと何が起きているのかサッパリわからないと思います。どのリーチもルパンと次元と五ェ門の3人がそろって初めて「激アツ」と言えます。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。