最近はどのデパートもお惣菜や酒、菓子などが高級化し、デパートの顔となっているデパ地下。アベノミクスで景気が上向きと言われながらもそれを実感できない庶民にとっては、プチ贅沢を満喫しやすい場所のひとつだ。そんなデパ地下で年に一度だけ開かれる秘密パーティとは……。
ある芸能ライターが言う。
「私がそのパーティに参加した時にはドラマやCMで知られる若手イケメン俳優、それにモデルの押切もえ(33)がいましたよ。モデルだけあって、そりゃあスラリとしてキレイでしたが、その押切がガラスケースの上に置かれたスイーツやお惣菜などを次々とデパートが用意した結婚式の引き出物を入れるぐらいの大きさの紙袋に入れていく。少々意外なイメージでした」
ライターが言う「パーティ」が開かれたのは東京・新宿にある、名前を聞けばだれでも知っている老舗デパート。その地下1階フロアを、平日の夜、閉店した後の8時半から10時ぐらいまでの間、「貸し切る」形で開かれる。主にそのデパートがお世話になっているファッション関係のマスコミなどに招待状が送られ、客はそうした業界関係者のみに限られるのだという。
「広いフロアではシャンパンも振舞われますが、何と言ってもフロアにある高級食材がすべてタダで持って帰れるんです。そんなこともあって、ファッション誌などに載っているタレントも大勢集まるんでしょうね。毎年1回だけ開かれるんです。私は去年と一昨年にファッション誌の関係者ということで潜入できたんです。パーティは今年も行なわれたそうですが、私に案内状は回ってきませんでした。やはり外部に知られすぎて、デパート側の大盤振る舞いが、庶民に反感を買ってしまうんじゃないでしょうか」(前出・ライター)
いずれにしても、見慣れたデパートの食品売り場が閉店後、「一般人お断り」の有名人接待の場に早変わりしている様は、何かミステリアスではないか。