芸能

狙うは二匹目のドジョウか?押切もえが又吉に続いて文学賞にロックオン!

20160424oshikiri

 モデルの押切もえによる2冊目の小説「永遠とは違う一日」が、山本周五郎賞の候補作品にノミネートされた。5月16日の選考会で受賞を果たせば、芥川賞を受賞した又吉直樹に続いて芸能界からは2年連続での快挙となる。そんな押切の筆力はどう評価されているのか、出版社の編集者はこう語る。

「読書家で知られる押切ですが、1作目の小説『浅き夢見し』は凡庸な構成でしたし、長編を書ききる力はまだ身についていないようです。太宰治が好きだそうですが、その太宰も短編作家の側面が強いですし、押切自身も長編志向ではないように思えます」

 その評価にたがわず、今回の小説も連作短編集の形を取っている。長編が苦手なら短編が得意とは必ずしもならないが、本作については押切の長所が活かされているという声もあるようだ。前出の編集者が続ける。

「モデルとしての経験は彼女ならではの強み。一線級で活躍した期間も長く、エッセイやコラム向きのエピソードはかなり溜め込んでいるはずです。16万部突破のエッセイ集『モデル失格』でも、モデル業界の裏側が分かって面白いという読者が多かったようです。又吉が『火花』でお笑い業界を描いていたように、芸能人作家はやはり本業をテーマにするのが得策なのかもしれません」

 そんな押切にはぜひ、次回作では野球選手の彼女だからこそ書けるテーマを期待したいものだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…