「巨人三本柱」として活躍した、槙原寛己氏、斎藤雅樹氏、桑田真澄氏。3人に共通して言えることは、巨人人気の貢献度高い選手ということである。
斎藤氏は、20勝すること2回、プロ通算最多勝利5回ものタイトルに輝き、桑田氏も、最優秀防御率2回、最多奪三振1回など数多くのタイトルを獲っている。その功績ゆえに斎藤氏は2001年に引退すると、翌年の02年から03年まで一軍投手コーチを務め、06年には原辰徳第2次政権に伴い、一軍投手コーチに復帰。桑田氏は今年から一軍投手コーチ補佐として球界復帰を果たしている。
ところが、「三本柱」の最年長であり、史上15人目、平成で唯一となる完全試合達成者の槙原氏だけが、巨人復帰を成し遂げていない。なぜだろうか…?
槙原氏のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉に、主に日本ハムファイターズで活躍した元プロ野球選手・西崎幸広氏が出演。同チャンネルの7月8日付け投稿回〈【契約更改の裏側を明かす!】セカンドバッグを投げたあの日&槙原の契約テクニックとは?〉で、過去の契約更改について振り返ったところ、「ゴネ得」との考えを持っていた槙原氏は、自分は「絶対に保留」していたとして、後輩から交渉時の妙案を求められた際も、「保留しろ!」と答えていたと明言。球団側に立った思考ではないことから、「だから、マキさん(巨人の)ユニフォーム着れないんだな」と西崎氏が苦笑交じりに指摘。槙原氏が「オレ、“ミスター保留くん”でしたよ」と、自虐的に笑いを誘う一幕も見せたのだった。
槙原氏のユニフォーム姿も再び見たいところではあるが、自身のYouTubeでこんな放談を聞かせてもらえるのなら、巨人復帰よりも魅力的かも?
(ユーチューブライター・所ひで)