入社から、わずか500日余り。いまだ初々しさが残る女子アナが大躍進を果たした。ニュースな夜に欠かせない報道番組の顔として、その新陣容に加わったのだ。学生時代から評判だったアナウンス技術と抜群のルックスが抜擢の理由とみられていたが‥‥。
テレビ朝日の看板番組である「報道ステーション」のリニューアルが発表されたのは7月上旬のこと。ド肝を抜かれたのは、6月末にNHKを定年退職した大越健介キャスター(59)のメイン起用だった。ライバル番組のNHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを5年間務めた大物を引っこ抜いたのだから当然ではある。
だが、その12日後に、さらなる衝撃が待っていた。10月からの新生「報ステ」のキャスト陣が発表されたのだ。スポーツ紙放送担当記者によれば、
「大越キャスターの隣に座るのは誰なのか。周囲の騒ぎをよそに驚きの名前でした。ベテランの小木逸平アナ(47)は順当としても、入社2年目で目立ったキャリアもない渡辺瑠海アナ(24)が抜擢されたわけですからね。一説には現在、月~水曜を担当する徳永有美(46)に大越キャスター自身が難色を示したとも言われています。が、せっかくのリニューアルなのに徳永では新鮮味に欠ける。むしろ何色にも染まっていない渡辺アナのほうが、メインキャスターを引き立てると判断されたのでしょう」
それほど渡辺アナは一般的な知名度はイマイチ。だが、ウオッチャーたちの間では、以前から赤丸急上昇の存在だった。女子アナ評論家の丸山大次郎氏も注目していたひとりである。
「テレ朝には正統派美女が多いのですが、渡辺アナは学生時代に『ミス成蹊2016』で準グランプリに輝くなど、その系譜を継ぐ女子アナです。笑みを浮かべると目尻が下がる愛くるしい表情、小柄ながらも出るところは出るプロポーション、個人的には民放局20年入社組ではトップクラスの美貌だと思っています」
しかも、そのNo.1のルックスだけが注目されたわけではない。女子アナライターが力説する。
「学生時代にセント・フォースの関連芸能事務所に所属し、渡辺アナはラジオ番組のパーソナリティを担当していました。これはカワイイだけではなく、アナウンス技術がしっかりしていることの証拠です。実際に、渡辺アナは『テレビ朝日アスク』というアナウンススクールに通っていて、同期にはTBSの野村彩也子アナ(23)らがいたのですが、当時から頭ひとつ抜けた存在だったそうです」
大越キャスターが持つ硬派なイメージを支えられる技量。そして番組に華を添える愛嬌。その両方を兼ね備える渡辺アナは、新生「報ステ」に、うってつけの女子アナだったというのだ。