コロナ禍で人気がアップ中の様子のネットショッピング。いつでもどこでも好きな時にポチっとするだけで、欲しいものが手に入る。感染予防対策で対面販売に二の足を踏む人々はもちろん、顔バレせずに買い物したいムキには、これほど便利なツールはない。芸能人がついつい熱が入るのも道理である。
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太もその1人。9月15日放送のラジオ番組「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)で、最近購入したもので、大いに反省させられたことを明かした。きっかけは山里の“人並み外れた嫉妬心”だったという。
「山里はオードリーの若林正恭と星野源の中の良さに嫉妬しているそうで、これまでは、嫉妬の感情が自分を奮い立たせる材料や燃料になってきたとか。ほとばしる激しい嫉妬心を一心不乱にノートに書き連ね発奮材料にしてきたそうですが、次第に妬み嫉みを燃料にする自分に対して疑問を感じるように。自分自身を見つめ直そうと滝に打たれたこともあったのに、煩悩は止まず。そこで自分を見つめ直し、根本から叩き直して真っ当な大人になるため、道徳を勉強しようと考えたそうです。妻である女優・蒼井優のアドバイスを受け、Amazonで小学1年生用の道徳の教科書を購入。お値段は1700円で、『教科書高いな』と思いながらもポチったそうなんです」(芸能ライター)
だが、届いたものを見てびっくり仰天。なんとそれは教科書でなく、道徳ノートと呼ばれるもの。道徳の授業で、感想などを書きこむ専用のノートだった。
「さらに裏表紙に0円と書かれてあり、“道徳の授業は未来の子どもたちをつくる授業、この国のためのことなので、税金から教科書を作っております”と明記してあって、2度びっくり。山里はタダで譲り受けたのではなく、大枚1700円を払って買ったのだ。そこでよくよくサイトを見てみると、実は転売ヤーから買っていたことが判明。おまけに道徳の教科書も同じサイトで注文しており、放送日の翌日に届くとのことだったとか。今さらキャンセルもできず、返品も不可。そこまで一気に話した山里は率直な感想を吐露して、情けないやら、恥ずかしいやら、屈辱感まで味わったと愚痴っていました。いくら便利とはいえ、よりにもよって道徳心が厚いとはとても思えない転売ヤーから、購入するとは大失敗。それでも気を取り直し、次回の放送で道徳心をフル満タンにして登場することを予告していましたね」(前出・芸能ライター)、
ちなみに昭和の昔から、日本では国が教科書を購入、全国の小・中学校の児童生徒に無償で配布している。山里も新学期に真新しい教科書を持って帰った経験があるはずだが…。
(塩勢知央)