お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介が、10月14日深夜放送の「やすとものいたって真剣です」(朝日放送テレビ)に出演。音信不通だった父親との再会シーンについて語った。
伊藤が小学校に上がる前に両親が離婚。家がなくなったため、伊藤と真ん中の妹が地元の親友の家に、末妹の女優・伊藤沙莉が伯母の家に、母親は家が見つかるまで軽トラに住んだ時期が3~4カ月あったという。
家族を捨てた父から連絡があったのは、伊藤が19歳になった時ぐらいだそうだ。「誰かから聞いたのか、僕の電話に知らない番号からかかってきて、『もしもし、お父さんだよ』って言われて…」と回想した伊藤。
父親は「今、追われてるから着替え届けてほしいんだよ」と言い、伊藤が「何に追われてんの?」と聞くと、「何にとか、そんなんじゃねぇんだよ」と答え、伊藤は渋谷駅に着替えを届けることにしたそうだ。
続けて「渋谷駅に着いて、着替えを持って、改札出て、ウロチョロしても全然いなくて、いないなと思ったらおやじから電話があって、『そっちじゃない。こっちこっち』って言われて、パッと見たら改札の内側にいるんですよ。『何でそんなところにいるの?着替え持ってきたから早くこっち来なよ』って言ったら、『お金なくて改札出られないんだよ』って言われて」と振り返り、「“キツっ”と思って、『いいよ、乗り越し分は払うから早くこっち来なよ』って 言ったら、『いや、それだと親父の威厳が…』って。『ねえよそんなもの!』って」と、語り爆笑を誘った。
「沙莉はこの時2才でしたが、彼女が6月に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)に出演した際もはっきりと記憶に残っていることを明かしており、母親と伯母が働き、家族で住む新たな家に移り住んだ時の喜びを回顧していました。通常であれば一家離散の修羅ですが、笑い話になるのも、兄妹が芸能界で成功したからこそでしょう」(芸能ライター)
家族も2人の活躍を喜ばしく思っているに違いない。
(鈴木十朗)