テリー この仕事を始めたきっかけは何だったの?
鈴木 親友がもともと今の事務所に所属していて、その子に「イベントに遊びに来てよ」って言われて。行ったらスカウトしていただきました。
テリー それがいくつ?
鈴木 高校生の時です。その時はこのお仕事をするか迷っていたので、ちゃんと活動を始めたのは大学生になってからですけど。
テリー 始めてみたグラビアの仕事はどうだったの?
鈴木 最初は水着のお仕事に抵抗があったので、やってなかったんですよ。あるイベントの時に控室で着替えていたら、マネージャーさんが間違ってドアを開けて、パーっと入ってきて。
テリー それ、間違えたんじゃなくて、狙いだな。
鈴木 あっ、そうなんですかね(笑)。でも、そういう時って普通「ごめん!」って閉めるじゃないですか。閉めなかったんですよ。で、「君は絶対にグラビアをやったほうがいい」って言われて、今の私がいます。
テリー もうデビューして10年ぐらいになるけど、いちばん変わったのは?
鈴木 やっぱり年を重ねると、お肉の付く位置が変わってきたり、痩せやすくなるなって思いました。
テリー それはダメなの?
鈴木 10代の頃のような、パーンとした、弾ける肉感みたいなものは出しにくくなっているかなと。大学生の時は鳩胸みたいな感じで、何もしなくてもここ(胸の上の部分)にすごいお肉が付いてたんですよ。でも、ダイエットすると、最近ここらへんから落ちていくことがすごく多くて。
テリー オッパイも垂れちゃう?
鈴木 それはやっぱりメチャクチャ深刻な問題で。特にDVDの撮影の時って、水着をかなりユルユルな状態で付けて、揺らしたり走ったりするんですよ。でも、それをやりすぎると胸の靱帯が伸びちゃうんです。
テリー えっ、そうなの?
鈴木 はい。あんまり激しくすると、バストを支えるクーパー靱帯っていうものが切れてしまって、どんどん胸が下垂していくんですよね。最初の頃は全然知らなかったので、走ったり揺らしたりしまくってました。
テリー ふみ奈さんのはボリュームありそうだからなぁ。写真集を見ても、大きくて、ハリがあって、すごくいいオッパイに見えるけどね。
鈴木 ありがとうございます。それはグラビアを長くやっているうちに編み出した技がいろいろあるんですよ。例えば、胸が大きく見えるように、胸を腕で潰すポーズをしてみたりとか(と実際にやってみる)。
テリー あぁ、たしかにムギュッて感じになって大きく見えるね。
鈴木 「ふみ潰し」って呼んでるんですけど。潰すことによって、より胸の血管が出て、魅力的な胸に見える効果もあるんです。
テリー なるほどなぁ。
鈴木 あとは、いい体を作りたいと思ってダイエットをしたら痩せすぎちゃって、結果的にいい体じゃなくなっちゃうみたいなこともよくあるんです。そういう時は、あえて太ももを太く見せるポーズをとったりすることもあります。そのほうがムニッとなって、ムチムチ感を演出できるんですよね。
テリー さすがベテラン。もう職人だよね。たぶん、ふみ奈さんは、あと30年グラビアできると思うよ。
鈴木 えっ、ほんとですか。私、グラビア大好きなんですよ。需要がある限りは続けたいですね。