〈友達がこのコーデで来たら、正直ダサいと思う〉
〈これからパート行くんかな?〉
ヤフーのコメント欄が「ダサい」連呼の祭りと化したのは、11月20日に「NEWSポストセブン」が配信した〈永野芽郁、素人は真似できない「薄いデニム」の穿きこなし〉というタイトルの記事をめぐってのことだった。
「10月下旬に都内のアパレル店から出てくる永野芽郁(22)のプライベートを激写したもので、永野のデニム姿もアップされていました。記事内では匿名のスタイリストが『薄いブルーのデニムは野暮ったく見えることもあり、穿きこなすのが難しいアイテムなんですが、トータルで洗練された着こなしです』とお墨付きのコメントをしたのですが、読者の間でオシャレ論議が巻き起こったのです」(芸能記者)
そのコーディネートは、首元までボタンを留めた黄色の襟付きニットに細いデニムというシンプルなもの。下町のオバちゃん風ファッションをイジる声が多かったが、知らぬ間にプライベートを撮られて「ダサい」のレッテルを貼られてしまうのは、ちょっと気の毒なようにも‥‥。
とはいえ、永野は10年にファッション誌「ニコ☆プチ」でモデルデビューすると、13年から「nicola」(いずれも新潮社)で、女子小中学生憧れのニコラモデルを務めたオシャレ芸能人。現在も高級ブランド「プラダ」の広告キャラクターだけに、私服センスとのギャップにファンが驚いてしまったのも無理からぬところだ。
しかし、転んでもタダでは起きないとはこのこと。「ダサ風評」をはねのける大逆転秘策がありそうだ。
「実は新垣結衣(33)も脚光を浴び始めた若手時代に、ダボダボのジーパンにTシャツというヤンキーファッションをマスコミに撮られ、私服があまりにもダサいと話題になりました。しかし、芸能人ぶらない出で立ちが親近感が持てると、好感度がアップ。ドラマで高視聴率を連発し、トップ女優に上り詰めたのです。今回、永野も私服がダサいと揶揄される一方、ネット上では徐々に〈派手さのない感じに好感〉など“ガッキー現象”が起きて、擁護するファンが急増。新垣流を継承するダサキャラを逆手に取って、人気女優として飛躍のきっかけになるかもしれません」(前出・芸能記者)
メイ惑な話が一転、怪我の功名となるか。