明石家さんま(58)のケースの場合、相手は、大物司会者の徳光和夫(72)だという。芸能関係者が犬猿の仲になった経緯を説明した。
「4年前の『24時間テレビ愛は地球を救う』について、さんまさんが『チャリティやのにギャラ出るのはおかしい』と出演を拒否したんですよ。その話を聞いた徳光さんは『彼(さんま)を見て一度も笑ったことがない』と批判。それが芸能界で一気に広まり、以来、一切共演のオファーは出せない状況です」
どんな気難しいタレントとでもトークを成立させることのできるさんまといえども、「唯一の弱点」といえば、娘のIMALU(24)だろう。
「以前、さんまはみずからのラジオで、堂々と共演NG宣言をしたことがあった。『娘がしゃべってウケなかったら、もう嫌やんか』と話していたが、かなり共演オファーが頻繁にあったのを嫌がっていたのは確か。娘のIMALUは、さんまが写真誌に掲載されたAV女優との相次ぐ女性スキャンダルに怒り心頭で、年始のオーストラリア旅行で、『やめてくれない? 何がセクシー女優なのよ。ああいう記事が載ると、こっちもツライんだからね』と言われ、本当に落ち込んだとこぼしていた。恐らく、共演したくてもできないというのが本音でしょうね」(前出・芸能関係者)
お笑いモンスターもタジタジだ。
現在、お笑い業界では、かつてのダウンタウンや爆笑問題を押しのけ、毒舌芸人の有吉弘行(39)が、ついに天下統一を果たそうとしているが、その有吉と凍りつくようなガチンコの冷戦バトルを繰り広げているのが叶姉妹だ。バラエティ番組ディレクターが有吉と叶姉妹の遺恨を話す。
「もともとは有吉さんが3年前、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で叶姉妹に対して『支持層はどこなのかわからない』と挑発。続けて『叶姉妹に共演NGを出されている』と話したんです。有吉さん本人からすると、『何で拒否されるのかわからない』といった様子でした」
当時、有吉は今のような再ブレイクを果たす直前の時期。知名度的には、叶姉妹のほうが断然上だった。ところがその後、立場が逆転。今や有吉は、レギュラー16本の売れっ子芸人。しかし、今度は有吉が叶姉妹に“共演NG”を突きつけたのだ。
「今でも有吉の冠番組には『叶姉妹は出演させない』という不文律がある。“やられたらやり返す方式”ですよね。だから今はお互いにNGを出し合っている状態。有吉さんは、しゃべりができない“肉体派”のタレントには舌鋒鋭く批判していますが、その原点が叶姉妹なんですよ」
最近の叶姉妹は「あの人は今」状態。「NG」どころか「KO」されてしまったようだ。