人気先行から本格派へ。大人の女優に脱皮するため、有村架純が新作映画で過去最高のラブシーンに挑戦した。すると抜け駆けは許さないとばかりに、土屋太鳳と綾瀬はるかも思い切った「艶技」で対抗し、スクリーンで観客を魅了しているのだ。果たしてスタンディングオベーションを浴びるのは──。
昨年11月に雑誌「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「2021年 今年の顔」にも選出された女優の有村架純(29)。2年連続で女王の座を狙うべく、現在公開中の主演映画「前科者」(日活/WOWOW)の中でラブシーンに挑戦。一足早くロケットスタートを切ってみせた。
青年コミック誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の漫画を実写化。元受刑者の社会復帰をサポートして犯罪を予防する「無報酬の国家公務員」の保護司にスポットを当てた作品で、昨年秋に先行してWOWOWでドラマ版が放送された。
「難しい役どころなので、撮影前から有村は保護司の経験者に話を聞いて、イメージを膨らませながら臨んだそうです」(芸能記者)
一見すると、まじめな社会派ドラマだが、そこはエンターテインメントワールド。有村演じる主人公のはちきれんばかりのエロスが、スクリーンから溢れ出しているのだ。
続編となる映画版で、有村演じる主人公の阿川佳代は、コンビニのアルバイトで生計を立てながら保護司を掛け持ち。不器用ながらまっすぐに元受刑者と向き合っていた。
佳代が保護司を始めて3年が経ち、担当する工藤誠(森田剛)の社会復帰を楽しみにしていた矢先、町で連続殺人事件が発生する。期せずして、真面目に更生生活を送っていた工藤は最後の定期報告の日に現れず、忽然と姿を消してしまった。
そこから物語が急展開し、有村のラブシーンも秒読み段階に突入する。
「殺人事件の捜査をしている警視庁の刑事・滝本真司(磯村勇斗)が担当保護司の佳代に会うため、勤務先のコンビニを訪れる。ところが、2人は中学時代の同級生で恋人のような関係でした。偶然、事件を通じて久しぶりに再会したことに驚いた佳代でしたが、信じていた工藤に裏切られたショックで倒れてしまうんです」(映画ライター)
有村を背負って彼女の自宅まで送り届けた磯村は、お互いの近況を話し出した。当たり障りない会話が一息つくと、2人は吸い寄せられるように見つめ合い、そのままゆっくりとキスをする。あのプニプニとした感触が伝わってくるように、初めはスローなテンポで、お互いの唇の感触に懐かしさを感じると、次第にやけぼっくいに火がつき、興奮した磯村が有村を畳に押し倒すのだった。
「激しく唇を重ねると、有村も濃厚なキスで応じ、清純派イメージの強い彼女が大人のオンナに豹変。荒々しい吐息が漏れるほど感じる様で、これまでのお嬢様女優のイメージを覆しました。そのまま磯村がピンクのニットの上から大きく膨らんだマシュマロ乳を激しく揉みしだくので、軟乳は形を変え、柔らかさが観客席まで伝わってきました。さらに下半身に手を伸ばすと、スカートがはだけてむっちりした美白の太ももがあらわに。思わず息を飲み、その後の展開にドキドキしていると、過去に佳代との間で起きたある事件を思い出し、顔面蒼白になってセックスをやめてしまうのです」(映画ライター)
官能シーンはここまで。残念ながらお預けとなってしまったが、弾力のある胸揉みラブシーンには有村の覚悟を感じ、その余韻と色香が漂う名場面となっている。