焼肉店の成功など実業家としても活躍している、お笑いタレント・たむらけんじ。彼が50歳の誕生の迎える来年の2023年5月4日をもって芸能界引退を発表したのは、昨年12月4日放送のバラエティ番組「幸せやねん!7時間30分SP」(毎日放送)の、旅ロケに出演してのことだった。
そんなたむらが、お笑いタレント・陣内智則のYouTubeチャンネル〈陣内智則のネタジン〉の2月5日付け投稿回に出演。芸能界で頑張ることに疲弊を覚え、またテレビ番組で後輩に負けても悔しさが薄れたといった胸の内を明かした。また、それとともに、今後は全世界に展開されているホテルブランドの「ザ・リッツ・カールトン」を目標に、アメリカでモーテルを開業したいと新たな事業に意欲を見せたのだった。
また、たむらは、芸能リポーター・井上公造氏のYouTubeチャンネル〈井上公造チャンネル〉の昨年10月16日付け投稿回に出演した際、中華料理屋、シャワーヘッド販売代理店、チーズケーキ通販など、数多くの事業に精力的に挑んでいることを明かし、商売の成功の秘訣は「自分だけが儲けないようにしている」。焼肉屋での最高時は6億円だったと驚きの年商に言及している。
実業家としてこれだけの実績を残したたむらだけに、芸能界に固執する必要はないのかもしれない。戻りたくても戻れない不祥事を起こした芸能人が聞けば、涙がこぼれるほどうらやましい話に思える。
芸能界に一生を捧げるか、うまくいっているうちに次の展開に思考を巡らせるか。サラリーマンの世界でも共通する問題のように思えるが、現実には、なかなか踏み込むのに勇気がいることだろう。
ともあれ、たむらの意気込みと行動力に敬意を表するとともに、その成功を心より願いたい。
(ユーチューブライター・所ひで)