2月24日、元プロ野球選手の「デーブ大久保」こと大久保博元氏のYouTubeチャンネルに、元巨人の岡崎郁氏が出演。原辰徳監督の素顔を語った。
岡崎氏は1979年のドラフト会議で3位指名され、大分商業高校卒で巨人に入団。翌年には原氏が東海大卒でドラフト1位で巨人に入団しており、年齢は原氏が3つ上となる。入団後、原氏は80年の1年目から開幕スタメンのスーパースター、一方の岡崎氏はチーム事情から85年になってようやく一軍に定着する関係にあったが、現役時代は原氏から何度も食事に誘われるなど、とにかく可愛がってもらっていたという。
しかし、そんな優しい印象からは一変、岡崎氏が原氏の性格の大変さを思い知らされたのが、互いに現役を引退後、岡崎氏がコーチとして巨人に復帰した原監督の第二次政権時代だった。
「岡崎氏によれば、ヘッドコーチ時代(2011年~12年)はキャンプ中の30日間で『晩飯が28日間一緒』だったとか。練習が夕方に終わると即座に原監督は宿舎に帰る一方、岡崎氏はヘッドとして選手が全員帰るのを待って帰り、その後は原監督不在のコーチミーティング。ようやくミーティングが終わったとかと思ったところへ、監督から15分後に外食に呼び出され、キャンプ中の風呂は『シャワーしか浴びたことない』と、『ありがたいこと』とは言いながらも少々ウンザリ気味に話していましたね」(野球ライター)
また、岡崎氏はキャンプ時、原氏の散髪にも同行。
「宿舎で隣の部屋の原監督から壁を叩く音が聞こえて呼び出しを食らい、その用事は『一緒に散髪行くぞ』。慌てて自分の部屋に戻って着替えていると即、『早くしろ!』とせかされるなど、とにかく“せっかち”だったと言います。原監督の恩師である巨人の第11代監督・藤田元司氏も“瞬間湯沸かし器”の異名で有名でしたが、そんな短気さを受け継いでいるのかもしれませんね」(前出・野球ライター)
今はそれから年齢を重ね、せっかちさも無くなったのか、それとも変わっていないのか。現ヘッドコーチの元木大介氏や作戦兼ディフェンスコーチの阿部慎之助氏あたりに、聞いてみたいものである。