日本テレビ系の野球中継の番組公式YouTubeチャンネル〈DRAMATIC BASEBALL2023〉が、巨人春季キャンプ中の、坂本勇人のインタビュー動画を公開した。インタビュアーから、
「今日のフリーバッティングではセンターからライト方向中心に打っているように思えたんですけど」
と、打撃練習の意図を問われた坂本は、
「本当はね、もっと強く振っていきたいんですけど、まあ、状況見ながら、今日は丁寧に打ちたいなって気持ちでいました」
その口調から、なにやら「ライト打ち」は本意でない様子。「体の仕上がり具合や状態はどう感じられていますか?」との質問には、「いや、まだ、ぜんぜん。ぜんぜんです、はい…」
視聴した球団関係者もこう振り返る。
「どこかソワソワとしていて、視線も定まらず、集中できていないように見えました。いつもの坂本ではないような感じでしたね」
一方、野球解説者・高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉に、大久保博元・一軍打撃チーフコーチが出演して、坂本に関して次のようにクギを刺した。
「守備部門を抜くと、勇人はウカウカしてられないですね。廣岡(大志)と北村(拓己)は使えます。廣岡は、30発は(本塁打を)打つ」。坂本については、さらにこう付け加えた。「打球速度が測れるんですよ、(器具を)グリップにはめて。勇人は時速110メートルくらいになっちゃってるんです。(アダム)ウォーカーは170メートル近い」
坂本の「凋落ぶり」に苦言を呈したのである。
「34歳という年齢もあるでしょう。昨年3月には左内腹斜筋筋損傷の診断も受けています。レギュラーとして出始めた08年からの記録は、安打数、本塁打数、打点ともに、昨年はすべてがワーストでした」(野球ライター)
大久保コーチはまた、キャンプ中に坂本に諭したという言葉も披露した。
「いかに振るかだとオレは思うよ、と言いました。勇人はバッティング練習でもムリヤリ振るけど、球、飛ばないんです」
新しい打撃コーチのもとで坂本がどう変わるのか、ファンは固唾を飲んで見守っている。
(所ひで/ユーチューブライター)