稀代のスター騎手をもっと身近に感じる激レア情報。それぞれの騎乗ぶりからは想像もつかない秘めた趣味や言動。名馬、珍馬の「へぇ、そうだったのか」──。競馬がもっともっと楽しくなる特選裏ネタが一挙ゲートイン!
■「ももクロダンス」を見てDVDを借りた
デビュー3年目の嶋田純次は「追っかけです」と公言するほどアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の大ファン。忘年会や披露宴など事あるごとに同期の藤懸貴志らと一緒にももクロダンスを披露し、競馬界にファンの輪を拡大している。この宴会芸で初めてももクロを知った武豊は「おもしろい。こんな子がいるんだ。俺にも教えてよ」と食いついてきた。さっそく若手が「ライブはもっとスゴイんですよ」と、手始めにDVDを武に手渡したという。
■武家の食卓にニンジンは絶対に上がらない
めったにバラエティ番組に出ることのない武だが、芸能界でも競馬ツウとして知られるとんねるずからの依頼だけは断らない。最近も彼らのレギュラー番組に出演したばかりだが、かつては「食わず嫌い王」でニンジンNGを暴露されていた。武いわく「ニンジンは馬の食べるものだから」。
■将来はイタメシ屋をオープンしたい
イタリア料理をこよなく愛する武が特にお気に入りなのはパスタ料理。欧州遠征では騎乗の合間にパスタの食べ歩きで息抜きをしている。
かつて「クイズミリオネア」に出演した際には「1000万円獲ったらイタメシ屋をオープンします」と宣言した。ところが、最終問題で残念ながら敗退、念願の開業とはならなかった。
ちなみに当初は、イタメシとはイタリア料理ではなく、「炒めたメシ」のことだと思っていたそうですが‥‥それって、炒飯専門店のつもりだった!?
■自宅には400万円の特注木馬があった
レース前夜には騎乗馬をイメージしたシミュレーションを入念に行うという武だが、自宅でもトレーニング用の木馬を使ってフォームをチェックし、勝ち鞍稼ぎに余念がない。
競馬サークルのこぼれ話満載の「こんな騎手」(双葉文庫)の著者・高崎武大氏が明かす。
「木馬はトレセンにも置いてありますが、武の自宅にあるのはコンピュータ制御された最新式の豪華&ハイテクな特注品。1台300万~400万円もするというシロモノなんです」
■競走馬は得意でも機械は苦手だった
競馬ライターの平松さとし氏が、天才の意外な天然エピソードを暴露。
「その昔、景品でもらったファックスを自宅に設置し、友人に手紙を送ってもらった。ところが紙が一向に排出されない。不思議に思い友人に問い合わせると、用紙をセットしていないのでは、との指摘。すると武は『確かにそのとおりだけど、紙はそっちから送られてくるのでは』と答えたとか」