巨人一筋の元プロ野球選手の山倉和博氏は、1977年ドラフト1位で巨人入団。当時の長嶋茂雄監督の信頼を得て、ルーキーイヤーながら78年の開幕戦でマスクを被り、以後、堀内恒夫氏、西本聖氏、小林繁氏(故人)といった歴戦のクセ者揃いのボールを受ける活躍を見せた。
また、思いもよらぬ場面で長打を放つことから〈意外性の男〉とも呼ばれ、オールスターゲームに出場すること8回の人気選手であった。
そんな山倉氏の2年遅れで巨人入りした、〈昭和の怪物〉こと、江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉の、3月13日付け投稿回で、捕手としての山倉氏について、こう解説している。
「ピッチャーのマイナスを自分で責任を取ってくれるキャッチャーでした。(中略)自分がこのボール投げたいと思った時に、そのサインがほとんど出るという信頼関係があったので、考える負担がすごく少なかった。ボクは(投球の)リズムがすごく早かったので、ボールが返ってきて、サインが違うと1回『ウッ』て止まるんですよ。そのタイミングの悪さが嫌いだったんで、それが山倉には無かったんですね」
江川氏の活躍の裏には、山倉氏のリードが欠かせなかったのだと感慨深い話が拝聴できた。
視聴者からは、〈山倉さんに江川さんとのバッテリーで苦労したことを聞いてみたいです。〉〈ぜひ山倉さんとの対談は見てみたいですね。〉〈こういうお話を聴いていると是非とも山倉さんに登場していただき秘話や当時のお話など話してもらいたいと思いました!〉といった山倉氏とのコラボを切望する視聴者のコメントが相次いだが、近々実現することも十分ありそうだ。
(ユーチューブライター・所ひで)