2月26日【水】~3月2日【日】の平和島一般戦は、三重の東本勝利を狙いたい。理由は1点、最近のレースぶりがすばらしいからである。
新期11月以降、東本は計94走して1着24本、2着26本。2連対率53.2%、勝率7.02の好成績を残してきたが、この中には今をときめく瓜生正義、池田浩二らを着外に沈めたケースが含まれていた。
まず1月17日の唐津周年第11R。3コースから鮮やかに山口剛、奈須啓太らをまくり差し、瓜生を6着に沈めて3連単1万2950円の穴をあけた。そして2月12日東海地区選第8R。5コースから全速スタート一発、池田を4着に破ったレースが、ほぼ同額の1万2810円をつけた。
ここ3年間に東本は合計216勝したが、決まり手はイン逃げが86本、まくり33本、まくり差し31本、差し29本、道中逆転36本、恵まれ1本だった。まくり、まくり差し、差しの数がほとんど変わらず、道中逆転が36本もあった。これは東本が自在性を強め、さらに追い上げる力まで養った何よりの証拠だろう。
今度の平和島は石田政吾を筆頭に松本勝也、山地正樹、池本輝明、北村征嗣らメンバーの層が厚い。東本が変幻自在のハンドルを見せて1着に躍り出ると、配当は決して安くない。
なお、東本の次走地は3月7日~10日の「津一般戦」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能2/25発売(3/6号)より