今季限りでの退任を表明している阪神タイガース・矢野燿大監督の後任をめぐっては、様々なOBの名前が取り沙汰されている。
「現首脳陣からの内部昇格案のほか、岡田彰布氏の再登板、さらには人望も人気も絶大な藤川球児氏、元4番・桧山進次郎氏などでしょうか。とはいえ、藤川氏、桧山氏などはコーチ経験もなく、いきなりとなると荷が重い。いったん入閣して経験を積んでから、というのが理想です。そこで、一部で浮上しているのが、あの『優勝請負人』なのです」(スポーツライター)
その人こそ、かつて中日ドラゴンズを常勝軍団に育てた、落合博満氏だという。
阪神はかつて、野村克也氏、星野仙一氏といった球団OB以外の大物を監督として起用するサプライズを仕掛けたことがある。伝統的にOBでなければならない、という縛りはもうないと言っていい。
スポーツライターが続ける。
「孤高の人である落合氏は球界に強力な人脈を持たず、仮に監督就任となった場合も、球団サイドが首脳陣を『指定』する公算が大きい。それこそ藤川氏や桧山氏などを送り込んで、指導者としての勉強をさせることもできる。落合阪神となれば日本ハムのBIGBOSSに匹敵するほどの話題性十分で、球界がさらに盛り上がるのは間違いないでしょう」
果たして劇薬「オレ流」で05年以来の優勝を狙う‥‥となるか。