朝日新聞の全面広告に国民的アイドルが登場──。「国消国産」なる聞き慣れないキャッチコピーと共に、6人の美女がニッコリと笑顔を見せる。3月9日の、JAによるこの広告が波紋を広げている。
「推します、国産食材」と書かれてあるように、わずか37%といわれる日本の食料自給率を上げよう、と訴える内容だ。この6人とは、乃木坂46の秋元真夏、梅澤美波、与田祐希、久保史緒里、山下美月、齋藤飛鳥。それぞれが「推し食材」を持ち、JAの特設ウェブサイトでは、メンバーが各推し食材をアピールする動画もアップされた。
「秋元=米、梅澤=果物、与田=野菜、久保=牛乳、山下=お茶、齋藤=花です。秋元はいつも食べている米が『つや姫』であることを明かし、梅澤は桃とリンゴが大好きであると告白。久保も牛乳を『完全栄養食品』として『おかげで、健康に丈夫に育ちました』と。与田はミニトマトが好きだとアピールしています」(アイドルライター)
熱心なファンにとって、推しメンによる推し食材は無視できないもので、
「彼女らの推し食材、特に好きだと明かしたものを、ファンも進んで食べることになるのでは」(前出・アイドルライター)
テレビ番組で紹介した健康食材が売れすぎて品薄になるという現象はまま見られるが、これもそんなふうに売れ、「国消国産」に寄与することになるのかもしれない。