元巨人・江川卓氏のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】」の4月24日付け投稿回に、谷繁元信氏が出演した。
江川氏といえば、バッターに集中するあまり、ランナーを出しても一塁に牽制球を放らなかったことで知られているが、谷繁氏が捕手の立場から物申した。
「高校の時は(牽制は)上手だったんです」と江川氏。しかし、プロは走塁もうまく、江川氏がクイックを苦手としていたことから「一生懸命牽制しても、だいたい走られる」と弱気な発言が飛び出したのだ。
すると谷繁氏が「キャッチャーとしては、もうちょっと(牽制球ならびにクイック投球を)やってくれないかな…って」と不満顔。続けて「盗塁阻止率とか、ゴールデングラブとか、契約によってはインセンティブとか、今の時代あるんですよ。江川さんがチップを出さないといけない」と、冗談めいて現在の捕手の査定方法を説明した。「江川さんと組んだ山倉さん、ゴールデングラブ獲ってないんじゃないですか」と心配も口にし、江川氏は「今度、調べてみますね」と苦笑いを浮かべていた。
ちなみに、指摘に挙がった山倉和博氏だが、実は江川氏全盛の1981年、83年、87年に3回ゴールデングラブ賞を獲っており、83年の盗塁刺「34」、盗塁阻止率「.425」はセ・リーグトップの記録だった。
(所ひで/ユーチューブライター)