「どのクラブでプレーすべきか?」
サッカー・本田圭佑の「就活ツイート」が波紋を広げている。
「Which country and which club should I play? And when?」
英語でツイッター投稿されたこの文章は「私はどの国の、どのクラブでプレーするべき? そして、それはいつ?」というもの。
本田はカンボジア代表のゼネラルマネージャーと監督を兼任し、プレーヤーとしては昨年11月にリトアニア1部・スードゥヴァを退団。現在は未所属となっている。
この本田の「呼びかけ」に対し、ファンからは様々な意見が噴出した。曰く、
「名古屋グランパスエイトでプレーしてくれたら、毎週会いに行けます」
「フランスに来て!」
「プレミアリーグのアーセナルにきてほしい」
「レベルの高いリーグでもう一度やってほしい」
過去にオランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジルと渡り歩いてきただけに、世界各国からリプライが寄せられたのだ。
「本田は19年6月のメルボルンビクトリー退団後にも、ツイッターを駆使した新天地探しをしました」
こう説明するのは、サッカージャーナリストだ。
「当時、不振に喘いでいたイギリスの名門マンチェスター・ユナイテッドのクラブ公式アカウントに向けて『いつでも助ける準備はできている』『お金はいらない。オファーをくれ』などと果敢な売り込みを展開。その後の就活ツイートの甲斐もあり、オランダのフィテッセへの加入が決定しました。SNSを使った新天地探しの積極的な発信は斬新で、欧州メディアの間でも大きな話題になったのです」
だが今回ばかりは、厳しい声も出る始末で、
「ここ数年、定期的にプレーしてないし、J1は正直、厳しそう」
「もう引退したんだと思ってた。この歳で少なくとも半年プレーしてないのならもう厳しいだろ」
「目立ちたい&構ってほしい感がすごい」
などとツッコミ満載だ。
奇想天外な発想力で常にファンを驚かせ、日本サッカー界を盛り上げてきたスター。本田の「?」に反応するクラブは、はたしてどこなのか。そして今回も、カネはいらないのか。
(木村慎吾)