木村拓哉と綾瀬はるかが6月21日、都内で行われた東映70周年記念映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」の発表会見に出席。木村と信長の共通点が明らかになり、早くも話題を呼んでいる。スポーツ紙記者が解説する。
「木村演じるのは『大うつけ』と呼ばれた尾張の武将・織田信長。そんな男の元に嫁いできたのが『マムシの娘』たる美濃の濃姫(綾瀬)です。尊大な態度で濃姫を迎える信長と、男勝りの性格で信長に反抗する濃姫が、お互いに寝首をかくチャンスを伺う日々。2人の前に今川義元の大軍が迫り、絶望しかけた信長を濃姫が奮い立たせ勝利を納める。2人は徐々に信頼を深め、やがて天下統一の夢に向かっていく…といった物語です」
この作品の指揮を執るのは、大河ドラマ「龍馬伝」(NHK)や映画「るろうに剣心」シリーズを手掛けた大友啓史監督。脚本はドラマ「リーガル・ハイ」シリーズや「コンフィデンスマンJP」シリーズ(共にフジテレビ系)のほか、来年には大河ドラマ「どうする家康」(NHK)を執筆する古沢良太氏だ。総製作費なんと20億円という超大作である。
発表会見が行われた6月21日は、奇しくも本能寺の変で信長が討たれたと言われる日。今回、信長役を演じる木村には、並々ならぬ決意がある。映画関係者が明かす。
「歴史上の人物の中で、木村は信長に最も魅力を感じていたといいます。会見の席でも『すごく個人的な話なんですが、織田家の家紋・木瓜と木村家の家紋が同じなんです。子供の頃、テレビで時代劇を見ながら、どうしてうちのマークが出ているんだろう、と親近感を覚えていました』とコメント。さらにキービジュアルを見たファンからも『キムタクが戦国武将をやるとしたら信長しか思い浮かばない。このキービジュアルのインパクト!』『この役を演じるためにこの顔に生まれてきて、この仕事に就いたのかと思うほど圧巻の信長に泣ける』と言った声が出ています。しかも本能寺の変で討たれる信長は49歳と、今の木村と同い年。本人もただならぬ縁を感じていました」
公開は来年1月27日。ファンならずとも、期待は高まる。
(窪田史朗)