東京・渋谷がかつてないほどの街並みに変わっている。
渋谷は現在、大規模な駅周辺開発プロジェクトが進んでおり、2027年まで続くとされている。どこを歩いても工事現場の風景だらけ。近未来へと様変わりしようとしているのだが、その工事の形相とは別に、ゴミだらけの「汚い街」へと変わっているのだ。
その理由は、路上飲みの若者が増えているから。新型コロナの影響で、アルコールを提供する飲食店への規制による「路上飲み」の弊害だ。センター街で朝5時まで営業する居酒屋のスタッフは、
「渋谷の繁華街には、飲み終わったアルコールのビンや缶がゴロゴロと転がっています。これはニュースにもなっていますが、そんなもんじゃない。空き缶、空きビンの種類を見て驚きますよ。以前だったら缶チューハイ、缶ビールのレベルだったのが、今や日本酒のビンだったり、チャミスルのビンだったり、紹興酒のビンもあります。これは日本の若者だけではないのか。飲み方も変わってきているのか…」
ようやく世の中が新型コロナの苦しさから解放されて飲食店に活気が戻ってきつつある今、このゴミ問題も解決への道へ…と思いきや、新型コロナウイルスの感染がまたしても急拡大。専門家は「第7波に入った」と言う。
「渋谷の町会メンバーから、スタッフたちで朝方の掃除をスタッフ達で徹底しよう、という声が上がっていた矢先なのに…」
「ゴミの街」渋谷はこの先、どうなっていくのか。