明石家さんまが自ら宣言した還暦引退を撤回したのは、3月30日。東京・両国国技館での「2014千原ジュニア40歳LIVE『千原ジュニア×□』in両国国技館」にサプライズゲストで登場。予定されていたケンドーコバヤシの出番を乗っ取り、現れたのだ。
いきなり大先輩が登場したことで千原は目が点に。
「さんまは『さんまのまんま』でジュニアが出演した際に、引退の時期を聞かれて、『60歳』とまじめに返した。ところが、その反響はあまりにも大きかったため、60歳の還暦引退がまるで既成事実のようになってしまい、寝耳に水の吉本興業からも怒られたそうです。何とか自分の口から弁明できる場所を作りたかったところにこのサプライズゲストの話が持ち込まれ、渡りに船とばかりに出演を快諾した」(芸能ライター)
LIVEに乗り込んださんまは、「あれ以来、お前のせいで引退のこと聞かれてばっかりや。週刊誌や新聞社なんかも来る。お前、おれをハメたやろ」とぶちまけ、還暦引退について改めて自分の口で「せえへんからな」と完全否定。「俺の芸はタモリさんや、たけしさん、所ジョージさんのように懐が深くない。俺の引き際はあの人らより早いと思う」と、「60歳で考えるのは事実」と予防線を張りつつも、約30分間しゃべくり倒した。
翌日の31日には、タモリの「笑っていいとも!」最終回に登場したが、
「『いいとも!』終了で盛り上がるタモリを見るにつけ、自分の姿を重ねて、いろいろ思うところがあったのでは。最後の引き際を自分で決めたくて引退宣言したものの、思いのほか周囲も引き止める声が多くて、ホッとしたというところでしょう」(お笑いライター)