今月に入り、新型コロナの影響によって多くのコンサートが中止になっている。バンドメンバーの感染によって、「7月9日と10日の名古屋公演が延期、または中止とする」と発表したのが、あいみょん。続いて藤井風が陽性判定を受け、7月14日から19日にかけて開催する予定だったホールツアー、4公演の延期を決めた。
同じく関係者の新型コロナ感染によって、ASKAもコンサートの開催を中止にしたが、異例の客入り後、開演直前という土壇場での中止決定。スタッフからの中止説明がなされた後に、なんとASKA本人が登場し、
「きょうは皆さんの前でお歌を歌えることを楽しみにしていたので、本当に残念です。遠くから来てくれた人もいるでしょう。北海道の人、いる? いるんだ~、ごめんね。飛行機代とかホテル代、もらえるように(スタッフに)言った? 言った方がいいよ」
と談笑したのだった。
この日のために海外から来たファンがいることを知ったASKAは、
「また9月にやるので、飛行機代もホテル代も言ってね」
と告げたという。これに対してファンは、
「チケット代の返金はよくありますが、さすがに飛行機代とホテル代をは請求しにくいですね。そんなシステムを国が作ってくれたらとても素敵ですが」
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、感染状況について「第7波に入っている」と発表したが、イベントへの助成金はどうなるのか。コンサートチケットの払い戻しだけでなく、「交通費助成金」を提案してみてはどうか。