プロ野球・東京ヤクルトスワローズは7月27日、マスコットキャラクターの「つば九郎」が新型コロナウイルスに感染したことを公式サイトで発表。同日に松山・坊ちゃんスタジアムで行われた「マイナビオールスターゲーム2022第2戦」に参加することができなかった。
同球団は「昨日7月26日(火)にマイナビオールスターゲーム2022の出場球団およびNPBスタッフを対象に行ったスクリーニングのPCR検査で、『つば九郎』が陽性判定を受けましたので、お知らせします」と説明し、翌日の試合への出演が不可能になったことを説明し謝罪。「当球団では引き続き、チームの感染予防、感染拡大防止に取り組んでまいります」としていた。
しかしこの事態に一部プロ野球ファンからは、「どういうこと? 『中の人』が感染したっていうこと?」「中の人なら代役でいいのに。もしかして一人しかいないのかね」と戸惑いや、「リアルさを求めるのはいいけど、もし一人がやってるなら代役も用意しておいた方がいい。楽しみにしているファンもいるだろうに」との指摘も出ている。
「1994年にヤクルトのマスコットキャラとしてデビューした『つば九郎』は、まだ注目されていなかった登場当初、本拠地・神宮球場の警備などを担当する男性が『中の人』を担当していることが、会報誌で明かされています。しかしその後に代わったのか、今も同一人物なのかはまったくの謎。ただし今回の欠場を考えれば、一人が担当しているということなのでしょう。また『主催試合2000試合出場』までのカウントダウンも盛り上げているだけに、あくまで同一人物が担当し続けているというこだわりもあるようです」(野球ライター)
それにしても、球団のマスコットキャラクターでここまで話題になるのだから、大したものだ。
(ケン高田)