8月2日の巨人戦から8月28日の中日戦まで8カード24試合、甲子園を離れ、「長期ロード」に出ている阪神タイガース。高校野球全国大会が開催される期間は、毎年恒例のことだ。だが近年は準本拠地の京セラドーム開催もあり、大きく負け越した「死のロード」も今は昔の話である。
そんな中、掛布雅之氏が8月4日、ABCテレビのYouTubeチャンネル〈虎バン阪神タイガース応援チャンネルABCテレビ公式〉に出演。「(ランディ)バースさんはどうでしたか」と当時の「長期ロード」についてスタッフから問われたところ、こう明かしたのだった。
「バースの場合はね、気分転換するのがすごくうまい外国人だったと思いますね。日本の文化に溶け込むのがうまかったので、川藤さんと将棋をしたりだとか。川藤さんはそのためにいるようなもんだったから」
阪神一筋、現役晩年は代打として活躍した川藤幸三氏の名前を挙げた掛布氏。川藤氏が引退した86年と前年の85年、バースが2年連続で三冠王に輝いたことを踏まえれば、川藤氏の陰なる「功績」は紛れもなく大きいものだった。
(所ひで/ユーチューブライター)