「旧統一教会との関係を点検し、厳正に見直すよう指示した」
改造前に語気を強めた岸田文雄総理だったが、フタを開けてみれば関係濃厚な閣僚が8人。旧統一教会による永田町支配という、驚くべき実態が明らかになっている。はたして旧統一教会の永田町汚染は、どこまで広がっているのか。全国紙政治部デスクは、アキレ返ったという口調で話す。
「今や国民の怒りは、霊感商法による被害やカルト2世の闇を抱える旧統一教会に向けられています。にもかかわらず、約半数の閣僚がなんらかの関係を持っていたと、あっさり認めたのです。ここまでくると、旧統一教会と関係した議員を排除しようにも、数が多すぎて刷新内閣ができなかったとしか思えません」
8月10日に発足した第2次岸田内閣は、読売新聞の世論調査による支持率が51%。前回調査より6ポイント下げるというお粗末な結果となった。
そこに追い討ちをかけたのは、8月17日発売の「週刊新潮」の報道。萩生田光一政調会長が東京選挙区で出馬した生稲晃子参院議員を伴い、旧統一教会関係団体「世界女性平和連合」の施設を訪問していたのだ。第2次岸田内閣は、船出から大炎上の様相を呈している。
さらに「週刊アサヒ芸能」でも、新閣僚にのうのうと収まった旧統一教会ズブズブ議員を丸裸にし、「カルト議員名簿」で大追撃している。