「いくら本人や球団が何事もなかったように振る舞っても、女性への乱暴な性行為や中絶強要をあまりに軽く見た言動は、男女差別を許さない現代社会の常識とかけ離れている。そこに怒りを抑えきれない人たちは、SNS上でだけでも糾弾し続けようというムードがありますね」
こう話す女性誌記者が指摘したのは、巨人の坂本勇人に発覚した、肉体関係トラブルである。
性のはけ口として利用した女性にドS性癖を全開にし、ナマ出しのあげくに中絶を要求。なんともゲスな本性がバレたのだが、性ハラスメントで一気に干された香川照之騒動の直後だったことで、注目度は高まった。とはいえ、
「坂本は何事もなかったかのように試合に出場し、球団も放送メディアもスルー。『巨人はエグイ』の声が出たほどでしたね」(前出・女性誌記者)
こうした流れを受けて、坂本には意外な「評価」が下されることに。スポーツライターが苦笑する。
「今年のプロ野球は、ヤクルトの主砲・村上宗隆を表す『村神様』というワードがトレンドの常連となりました。年末の流行語大賞の有力候補だとも言われています。ところが今回の中絶騒動で坂本が被害女性に発した数々の言葉が『村神様を超えるインパクトを残した』と称される事態になっています」
中でも最大の失笑を買っているのが「けつあな確定」だといい、「AF宣言」と変換される始末。香川照之を彷彿させる「髪もひっぱりたい」や「おえおうさせたい」、そして女性たちに最もショックを与えた「おろしてくれるなら会うよ」も、ゲス評価はトップクラスだという。
「既に『村神様』を超える『五冠王確定』と、ブーイングが止む様子はありません。相手女性にアフターピルを常用させていたことで、『ナマ出し遊撃手』とまで言われる有様で…」(球界関係者)
今年の「裏流行語大賞」は、ブッちぎりで確定である。
(山田ここ)