9月下旬、自称ラッパーの集団暴行が明るみになったかと思えば、動画投稿アプリで「1000万回再生」を誇るミュージシャンが脅迫容疑で御用──。
そんな不祥事が相次ぐ音楽業界で、一人の大物作曲家が薬物逮捕されていたとスクープしたのは、発売中の「週刊アサヒ芸能」(10月13日号)だ。
「摘発の舞台は新宿・歌舞伎町にある24時間営業のサウナ施設。そのテの業界では男性同士の社交場、いわゆるハッテン場として認知されています。そこから出てきた挙動不審の男に警察官が職務質問し、所持品検査したところ、財布から『ブツ』が出てきたため、そのまま逮捕に至りました」
捜査関係者が明かすのは、6月27日に展開された大捕り物だ。暴行や春を売る行為などが横行する歌舞伎町では、街中の検挙などは日常茶飯事かもしれない。
しかし、今回の事件が特殊だったのは、逮捕されたAが、芸能界の第一線で活躍するミュージシャンだった点だ。
このAについては、解説が必要だろう。
00年代に歌手デビューしたAはその後、ドラマの主題歌や劇中歌を担当。その一方、作曲家として、木村カエラや佐々木希、渡辺美里、上白石萌音ら女性アーティストに楽曲を提供してきた。
芸能記者が解説する。
「Aが提供した曲には、CMソングとなってミリオンヒットしたものもあります。あるいは、昨年末にNHK紅白出場を果たした上白石の歌唱力は業界でも折り紙付きで、Aもよほど気に入っていたのでしょう。AのSNSを見ると、何事もなかったかのように、上白石の写真やCDジャケットがアップされたまま。Aが上白石に提供した曲は人気番組のテーマソングに起用されたので、大半の人は聴き覚えがあるのでは」
Aと上白石のタッグで世に送り出した曲は、今なお音楽配信サイトやレコード会社のYouTube公式チャンネルなどで聴くことができる。
「週刊アサヒ芸能」では、Aの犯行を詳報しているので、ぜひチェックしてみてほしい。