川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演するドラマ「silent」(フジテレビ系)の第1話が10月6日に放送さるや、涙腺を崩壊させる視聴者が続出。一時はツイッターで世界トレンド1位になった。テレビ誌記者が振り返る。
「主人公・青羽紬(川口)と、8年の時を経て遭遇した元カレ・佐倉想(目黒)とのラブストーリー。第1話では佐倉と紬が再開したシーンが描かれましたが、佐倉が聴力を完全に失っていたことが分かった。目に涙を浮かべる紬に『ハンカチが手放せなかった』と…」
一方で、平均視聴率はというと、世帯6.4%、個人3.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、予想外に低い数字で、世界トレンド1位とのギャップがあからさまに。
アンチ派にしてみれば「こういう露骨に涙を誘うドラマは苦手」「トレンド1位はジャニーズファンの頑張りだろう」というものなのだが、実はこれを見て、別の作品を思い浮かべる視聴者も多かったという。それが95年の「愛していると言ってくれ」(TBS系)。聴覚障害を持つ画家を豊川悦司が演じ、常盤貴子と共演した作品だ。先のテレビ誌記者は、
「登場人物が障害を持つ、死期が迫っているなどという設定のドラマは、わかりやすく視聴者の涙を誘うのですが、食傷気味なのか、ドラマ通のウケは決してよくないのが最近の風潮。初回が6.4%では、展開によっては5%切りも大いにありうるでしょう。最後に陳腐な結末を迎えないことを祈りたいですね」
13日放送予定の第2話の視聴率に注目したい。
(ケン高田)