来年以降、SMAPは木村拓哉のソロプロジェクトとなってしまうのか。ファンの間にそんな危機感が広まっている。その発端は12月16日放送のラジオ番組「木村拓哉のWhat’s up SMAP!」(TOKYO FM)にて、来年以降も番組名に“SMAP”が残ると木村が表明したこと。これに対し他のメンバーによるラジオ番組では番組名から“SMAP”が外れるため、木村のみがSMAPを継承すると噂されているのである。この状況について音楽ライターが指摘する。
「木村以外のメンバー4人がジャニーズ事務所から独立するのであれば、事務所に残る木村だけがSMAPの名前を継承する権利を持つのは当然のこと。逆に言えば今回の番組名騒動は、中居正広ら4人の独立が既定路線と化している証拠と言えるかもしれません」
解散日が大晦日に迫るSMAPだが、多くのファンが解散撤回を願っているのは間違いない。解散した場合も再結成を望む声は多く、なかにはアメリカの人気バンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」を見習ってほしいという声もあるという。その意味を音楽ライターが読み解く。
「80~90年代に一世を風靡したガンズは、95年に中心メンバーのギタリスト・スラッシュが脱退し、他の脱退メンバーと一緒に別のバンドを結成。98年以降はボーカルのアクセル・ローズのみが残り、彼一人でガンズの名前を継承してきました。それがこの1月にスラッシュらの復帰が発表され、ライブツアーを開始、来年1月には日本公演も行うなどかつてのファンを熱狂させています。そのアクセルと木村を対比させているというわけです」
果たして木村と他メンバーとの和解は成立するのか、そしてジャニーズ事務所はSMAP再結成を認めるのか。解散後もSMAPの動向からは目が離せなくなりそうだ。
(金田麻有)