「毎日が神回」とまで言われている、NHK朝ドラ「舞いあがれ!」。ヒロインの幼少時代を演じる浅田芭路(あさだ・はろ)と祖母役の高畑淳子の掛け合いに、朝から涙腺崩壊する視聴者が続出している。10月12日の放送後には、「あさイチ」の画面に切り替わったと思ったら、ゲスト出演者の横澤夏子が鼻水を垂らして号泣していたほどだ。
そんなドラマに、主演・福原遥が登場する前から「舞いあがれない懸念」が持ち上がっている。
「高畑の長男・裕太の『便乗商法』です。裕太は16年、映画撮影中に宿泊していたホテルで強姦致傷事件を起こし、いったん芸能界から引退。母親の高畑も芸能活動自粛を余儀なくされました。裕太は今年3月、不起訴処分後に就職した介護施設を休職し、芸能界復帰の準備中。自身のインスタグラムで、復帰作をPRしています。そのインスタに、母親との仲睦まじい写真を掲載したのですが…」(スポーツ紙記者)
裕太が撮影した高畑の誕生日を祝う写真は、10月11日にスポーツ紙でも取り上げられた。ところが大反響があったにもかかわらず、当該写真は2日後にインスタグラムから削除されたのだ。
「削除はNHKへの配慮、もしくはNHKからの削除要請があったとみていいでしょう。『母、舞い上がる』とまで書き込み、便乗したのがまずかった」(前出・スポーツ紙記者)
NHK関係者が、あとを引き取る。
「息子の不祥事がありながら、高畑さんは他の女優に代え難い名演技で、前作『ちむどんどん』で心が離れた視聴者を取り戻している功労者です。NHKは香川照之の冠番組『昆虫すごいぜ!』を早々に打ち切るなど、性犯罪にはとりわけ厳しい。朝ドラに絡んで、強姦致傷容疑での逮捕歴がある裕太の話題を蒸し返されては困るわけです。朝ドラ放送期間中はおとなしくしてほしいのですが、母親が出演する話題作を利用して話題にする。そういうところがちょっと…」
情報発信も、やり方によっては思わぬ問題が起きるのだ。