聖子と並ぶ歌姫と称されるのが中森明菜(57)だ。今年デビュー40周年を迎え、年末の「NHK紅白歌合戦」への出演が期待されている。
石川氏が全盛期の明菜を振り返る。
「レポーターになる前、私は雑誌の人間だったんだけど、明菜にマッチ、郷といったトップアイドルはなかなかインタビューを受けてくれなかったよね。それもそのはず、80年代から90年代は歌番組が全盛で、テレビでバンバン宣伝してくれたから、雑誌は敬遠されたものだよ」
そんな中で浮上したのが衣装貸し切り騒動だ。
「明菜は写真1枚撮るのにも、こだわりが強かった。グラビア撮影で使う衣装を選ぶために、スタッフと明菜が洋服店を訪れた時のこと。せいぜい選ぶとしても2着か3着かと思ったら、『ココからココまで全部ね』と大量の服をスタジオまで持っていくよう指示したなんて話もあるからね。お仕着せの衣装にNOと言えるアイドルはなかなかいないよ」(石川氏)
また、ベテラン記者はこんなエピソードを。
「一度機嫌を損ねたらアウトというのが定説です。頑固な性格を象徴するのが82年リリースのセカンドシングル『少女A』のジャケット。当初はアイドルっぽい微笑ショットを狙っていたようですが、どうも本人は曲に納得がいかないようでちっとも笑わない。時間的な都合もあって、不機嫌そうなジャケット写真になってしまったと聞きます」
時は流れて平成へ。99年1月発売のファーストアルバムをキッカケに次々とミリオンを連発したのが浜崎あゆみ(44)だ。川内氏はテレビ局で遭遇した際に大きな衝撃を受けた。
「局内の廊下にいたら、何やら騒がしくなったんです。ふと見ると、『お通しください』という声とともに、浜崎さんを先頭に、10人近くのお付きの人が列を作って歩いてきたんです。他のお偉いさんも廊下の端っこによけていましたよ」
あゆの大名行列には深いワケがあったようで
「後で関係者の方に『なんであんなにマネージャーさんが多いんですか?』って聞いたら、ワンちゃんのお世話係もスタッフに入っているからだそう。テレビ局であんな光景は二度と見られないでしょうね」
キレキレのダンスと美声でファンを魅了するアーティストたち。舞台裏のパフォーマンスも口出し無用のようだ。