銀座のクラブホステスに対する性加害問題で複数の番組を降板した香川照之が、13代目・市川團十郎白猿襲名披露公演「十二月大歌舞伎」に出演することが発表された。事実上の仕事復帰となるが、これが物議を醸している。
香川(市川中車)は10月31日、白猿襲名特別公演の顔寄せ手打ち式に、歌舞伎俳優のひとりとして出席。神妙な表情を貫いたが、松竹の迫本淳一社長は「本人が精進し、反省をして、さらにお客様の期待に応えられるように、頑張ってほしい。謙虚に一歩ずつ進んでもらいたい」とコメントしており、事実上の仕事復帰が認められた形だ。
その裏事情を、スポーツ紙芸能デスクが解説する。
「海老蔵の十三代目市川團十郎白猿襲名公演には、市川猿弥が代役として出演することになっていましたが、海老蔵が松竹に直訴して、香川の出演が決まったようです。チケットの売れ行きが苦戦していることから、話題作りになると考えているフシもあるようですね。一方で、たった3カ月での復帰に納得がいかない歌舞伎関係者は多く、香川がドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)撮影中に騒動を起こし、海老蔵も六本木と隣接する西麻布でいわゆる『海老蔵事件』を起こしていることから、『六本木トラブルメーカー、揃い踏みかよ』などと揶揄する声も。関係者は頭が痛いでしょうね」
海老蔵の口利きがはたして吉と出るか。12月の襲名公演に注目だ。
(ケン高田)