今年のNHK紅白歌合戦に出場する歌手の内定報道が続いている。シンガーソングライター「Aimer」や、結成10周年の男女4人バンド「緑黄色社会」、美術系大学に在学中のシンガーソングライター「Vaundy」、7人組ボーイズグループ「BE:FIRST」、さらには男性11人グループ「JO1」、韓国のガールズグループ「IVE」、ジャニーズ事務所の「なにわ男子」、多国籍ガールズグループ「LE SSERAFIM」などだ。テレビ誌記者が解説する。
「今年の紅組司会には橋本環奈が抜擢され、大きな話題になりました。例年、朝ドラや大河ドラマなどNHKへの貢献度の高いタレントが起用されてきましたが、橋本はNHKへの出演歴は多くない。そのため、若い視聴者を取り込むことを第一に考え、絶大な人気を誇る彼女を選出したと言われます。それを反映してか、出場内定が報じられたアーティストも、若者に人気の高いアーティストばかり。今年の紅白がいかに若年層を重視しているかがうかがえます」
とはいえ、老若男女が視聴する番組だけに、中高年層も意識しなければならないが…。
「今夏に再始動を発表した中森明菜の出場が目玉として期待されましたが、旧事務所から新事務所への権利関係の引き継ぎ移行がうまくいっておらずNHKは断念したとの報道がありました」(芸能記者)
この他、中高年向けの出場者としては、
「今年50周年の松任谷由実、郷ひろみ、矢沢永吉、松田聖子が有力視されている。ただ、中森の出場がナシとなると、インパクトはかなり弱くなりそうですが」(前出・芸能記者)
いっそのこと、メンバー3人の脱退・退社が決まり、ジャニーズ事務所が出場させそうもないKing & Princeや、11月11日に結成発表したYOSHIKIの新バンド「THE LAST ROCKSTARS」あたりを引っ張り出せば、話題性も高まるのではないか。
(鈴木十朗)