11月14日午後10時28分頃、石川県能登地方で震度4の揺れを観測する地震が発生。一方、11日には富山湾で深海魚「リュウグウノツカイ」が生きたまま捕獲された。オカルトマニアの間では「近い将来、巨大地震が発生するのではないか」との憶測が流れている。
リュウグウノツカイは赤いヒレが特徴の深海魚だが、全身が傷つきやすいゼラチン質で覆われている上に、ある程度の水深がなければ上手く泳げないことから、捕獲したとしてもすぐに死んでしまう。飼育も不可能とされ、生きた姿を目にすることは非常に珍しい。
今回、捕獲されたリュウグウノツカイは、体長約4メートル。沖合の定置網に引っ掛かっており、漁港の生け簀に移されたが、やはりしばらくして死んでしまった。
そんな謎多き深海魚は、日本では特に打ち上げられた際、「地震の前触れ」と言われてきた。オカルトライターも興奮気味に「過去のデータ」を説明する。
「実際、09年末あたりから翌年の2月にかけ、日本海沿岸各地でリュウグウノツカイが確認され、その約1年後に東日本大震災が起きています。ちなみにその時は、富山県沿岸で4個体が発見されている。もちろん、なんら科学的根拠はありませんが、地震発生前の地殻変動による断層や海流の変化を感じ取っている可能性を指摘する科学者もいるほど。能登地方の他にも、三重県南東沖や茨城県南部を震源とした震度4以上の地震が立て続けに起きているだけに、実に不気味なのです」
深海魚と地震の関連性は過去に何度も取り沙汰されているが、多くの研究者の間では完全に否定されている。
一笑に付すのは簡単だが、いつ地震が発生してもおかしくない状況だけに、防災準備ぐらいはしておくのが懸命ではなかろうか。
(ケン高田)