ロッテの佐々木朗希が参加したイベント「MARINES FAN FEST 2022」(11月20日)に、妙な空気が流れた。
本拠地ZOZOマリンスタジアムには、令和の怪物見たさに多くのマリーンズファンが午前中から殺到。午後0時30分の開会式に先駆けた開門は、予定より早める措置が取られた。だが「目玉」がファンの前に姿を見せたのは、たったの10分弱では、あまりに寂しいだろう。在京テレビ局スタッフが言う。
「佐々木がイベントに登場したのは午後1時45分からの千葉県知事賞の表彰式と、午後3時40分からのギネス世界記録認定式に相棒の松川捕手と出てきた2回だけ。あとは即席サイン会に少し顔を出したのですが、他の選手が大喜利や野球対決に出演しているにもかかわらず、姿を見せていませんでした」
確かにその日は曇りで、途中からは雨に見舞われた。グラウンドコートを羽織らなければならないほどの寒さだったのだ。
「佐々木朗に限らず、選手は寒さや雨の中で入れ替わり立ち替わり、フィナーレの花火が打ち上がる午後6時までイベントに参加することには困ったと思いますよ。そんな状況で、佐々木1人だけが優遇されているのでは、と懐疑的に見る関係者もいたそうです」
本人の希望か、イベント終盤の紅白戦では突如、あと1人のところで代打で登場し、ショートゴロに倒れたが場内は大いに盛り上がった。佐々木がやり遂げたことは、待遇さえ変えるほどの偉業だったと思えば、また納得もできるが…。