維新の会・中条きよし議員の「国会で自身の新曲とディナーショーの宣伝」騒動が、芸能界に波紋を広げている。週末の情報番組などでは、中条コキ下ろしの大合唱が鳴り響いた。
大御所・和田アキ子が自身の番組で憤激すると、
「長い芸能生活でこんなの初めてですよ。世の中がコロナとかロシアの問題とか大変な時に、こんな私的なことを言うの?わざわざタイトルとか日付まで。言う必要は全くない」
峰竜太も呼応して「政治家として完全にアウト」と見放している。ヒロミも手厳しく「ご本人は悪気ないんでしょうけどね。昔の芸能人」とバッサリ斬り落とすなど、芸能界からフルボッコ状態だった。なぜ大ベテランに対し、芸能人たちがこんな声を連発するのか。テレビ局スタッフがアキレ顔で言う。
「人望がないんですよ。歌謡界は新型コロナでライブもできず、営業もできず、カラオケの著作権収入も入らずの二重苦、三重苦に見舞われています。業界を代表して国会で窮状を訴えるべきところ、やったのは自分の宣伝だけ。あまりにセコいですね。ディナーショーはこれで最後だと言いましたが、維新の藤田文武幹事長はカンカンに怒っていて、次回選挙で公認されるかわからない。議員を辞めた6年後に、シレっとディナーショーをやってるんじゃないですか」
和田の冠番組「アッコにおまかせ」(TBS系)では「国会議員1人あたり1億円の経費が支払われる」ことにも触れられた。庶民の給料はいつまでたっても上がらず物価高に苦しむ世の中にあって、バカ発言の中条議員に支払われる税金は、この先、居眠りしようが宣伝しようが、6年間で6億円である。
「国会議員とその秘書を含めた給与と経費、国会の会期延長などの諸経費を含めれば、単純計算で1億円あまり。参議院議員定数は248人ですから、無駄な議員を半減させるだけで、毎年120億円超のカネが浮くことになる。ちょうど新型コロナの持続化給付金の予算相当にあたります。なぜ財務省がそれをしないのか。国会議員がバカであればあるほど、財務官僚が国会審議をコントロールできるので…」(政界関係者)
岸田文雄総理は増税など考える前に、イーロン・マスク氏を見習って、国会議員を半分リストラしてはどうか。