「ZOOM下半身晒し」事件をご記憶だろうか。20年6月に「文春オンライン」が報じた、お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが、SNSのDMを介して知り合った一般女性とオンライン飲み会を行った際の「行為」である。
「突然ズボンを脱いで、卑猥なことをしてきた」と、女性は記事上で告発。これには「ハニートラップにかかったのでは」との見方もあり、せいやはテレビでネタにすることも。
とはいえ、せいやは配信元の文藝春秋と取材記者などに、合わせて約7500万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて訴えを起こす。
その判決が12月1日に下った。東京地裁は文藝春秋などに330万円の賠償を命じたのだ。なお、謝罪広告の掲載は認められなかった。
霜降り明星は11月30日に、YouTubeチャンネル〈しもふりチューブ〉を「あの件について猛反省」と題して更新した。判決直前に何か話すのかと、ファンは色めき立ったのだが…。ネットウォッチャーが苦笑する。
「当然、あのスキャンダルについて言及しているのかと思いきや、まったくの別モノ。さくらももこの漫画『コジコジ』のキャラクターのひとりで、太陽の城の王様ゲランに扮したせいやのモノマネを11月14日にTwitterに投稿していたのですが、『思っていたより伸びませんでした』と粗品。世間の反応がイマイチだとし、せいやと漫才を展開するかのように討論を重ねる内容でした。視聴回数稼ぎの『釣りタイトル』だったのでは」
彼らは過去にも同様の「手口」を使ったことがある。今回のタイミングは意図してか偶然かは定かではないが…。
(所ひで/ユーチューブライター)