ついに開幕したサッカーW杯。今大会、我らが日本代表には「初出場」の選手が4人いるそうだ。もちろん選手としての話ではない。スポーツ紙記者が言う。
「『本田や長友などの9選手以外は全員初出場だろ?』と言われるかもしれませんが、確かに一選手としてはそうです。私が言いたいのは『出身県別』で見ると初出場が4人ということ。具体的に言うと、青山敏弘(岡山県)、吉田麻也(長崎県)、伊野波雅彦(宮崎県)の3選手と酒井高徳です。酒井高徳はアメリカニューヨーク州生まれで2歳から新潟で育っていて、アメリカ出身と新潟出身のどちらでも『初出場』ですね。『おらが町の選手』を重点的に応援するのは一つの応援方法としてアリだと思いますよ」
また、地方別でみると、今回は近畿地方出身選手が勝敗のカギを握りそうだ。
「本田と柿谷が大阪、岡崎と香川が兵庫出身ですからね。山口蛍も三重県です。また、今回は毎回最多人数の静岡を誇る中部勢が減り、九州勢が多く選出されているのも特徴です。遠藤・大迫(鹿児島)、西川・清武(大分)、大久保(福岡)、吉田(長崎)、伊野波(宮崎)と7人もいます。ちなみに東北は今野(宮城)、四国は長友(愛媛)の1人ずつ。北海道からは0人で、過去を振り返っても城彰二の1人だけですね」(前出・スポーツ誌記者)
現在、W杯出場経験のない県は、青森、秋田、山形、福岡、栃木、新潟、石川、福井、長野、愛知、鳥取、徳島、香川、高知、佐賀、沖縄と意外と多い。「おらが町の選手」なら応援にも10倍熱が入るというものだろう。