糸井嘉男、内川聖一、福留孝介など、今年も多くのプロ野球選手が現役引退を決断して、ユニホームを脱いだ。惜しまれる選手が多い一方で「厄介者扱い」として、球界を去ることを喜ばれる悲しき選手がいるのもまた、事実だ。
30代半ばまでセ・リーグ球団に在籍し、野手としてプレーしたAは、現役時代から超がつく「文句ばかり」が口をつく選手だった。
「中堅どころの選手になって以降、大した成績も残していないのに、立派な高級外車を乗り回していました。晩年は2軍から上がれずにいると後輩イジりが目立ち出して、煙たがられるようになった」(球界関係者)
引退を見据え、辞める数年前から第二の人生を模索して準備したが、ユニフォームを脱ぐと「身から出たサビ」が自身を襲う。
「キャンプ地の飲食店で出会った年下の女性従業員と男女の関係になった結果、女性は妊娠した後に出産。妻は激怒しましたが、最終的には容認して離婚した。手掛けていた副業で得た収入は全て元妻に渡し、自宅も追い払われる事態に。金欠なのか、先日も人気現役選手とのトークショーを上から目線で打診してきたのですが、面倒な先輩として、スケジュールを理由に断る人が続出。『お前も話が来たのに断ったの?』と球界ではちょっとした話題になりました」(前出・球界関係者)
なんとも悲哀溢れる話である。