日本ハムからソフトバンクにFA移籍した近藤健介。12月14日の記者会見では、巷ではびこるバッシングの火消しに躍起だった。
近藤がSNSなどでバッシングを受けているのは「7年総額50億円」という巨額契約を結んだことにある。見方によっては銭ゲバと捉えるファンも多く、批判を浴びていたのだ。
当然ながら、本人もこの件は承知しており「ギータさんより貰っているわけない。ギータさんより年俸が高いのは絶対にない」と球界No.1の高給取り報道を打ち消そうと必死だったという。球界OBは、次のようにカラクリを語る。
「選手の年俸はあくまでも『推定』であることが大前提です。その上で、一般的に報道される年俸よりも、一流選手は実際は多くもらっていることの方が多いのです。また、年俸契約の中には出来高が組み込まれます。全ての条件をクリアすれば満額もらえますが、そうでなければ額面通りに受け取ることはできない。大きな契約になればなるほど、派手さばかり目立つ上、ソフトバンクとの縁やゆかりが薄いとみられがちだったことも大きいのではないでしょうか」
年俸を記者に問いただされて「想像に任せます」と詳細を語らなかった近藤の今後が心配になる。